食べた後に胃がもたれたり、便秘がちでお通じがコンスタントに来ないなんて悩んでいる女性は多いですよね。
ヨガを始めると胃腸の調子も改善して、健康的な体作りをすることもできます。
胃腸の意外な働き
胃腸は食べ物を消化吸収してくれる器官です。
ただそれだけでなく様々な大切な働きをしていることがわかってきました。
副交感神経がカギ
胃腸が消化や排泄の働きをしているのは主に夜です。夜寝ているときに大切なタスクを行っています。また、幸せホルモンセロトニンやドーパミンは、この腸内細菌が脳へ働きかけて作りだしているのです。
こうした胃腸の働きを良くするには自律神経の副交感神経を活性化させる必要があります。
また、副交感神経は、消化液の分泌を促す「ガストリン」や「コレシストキニン」、胃腸の蠕動運動を刺激する「モチリン」などのホルモンを分泌させる働きもあります。
ストレスや興奮をなくしてぐっする眠ることが一番に大事なポイントです。
交感神経も大事
一方で、胃の運動をコントロールしているホルモン(GIP(グルカゴン様ペプチド))は交感神経がきちんと働いていないと機能しません。
つまり、交感神経と副交感神経がそれぞれきちんと機能していないと胃腸の働きがとても悪くなるのです。
この自律神経のバランスが乱れていると、自律神経失調症になってしまうケースもあります。
きちんとストレスをためない生活、日中はすっきりさせるというメリハリのある生活が大切になります。
ヨガを取り入れて自律神経の働きを改善!
ヨガをすることで自律神経のバランスを良くすることができます!
他の原因にもヨガは効果的!
胃のむかつきや消化不良、食べ過ぎで胃が重い、ヨーグルトや食物繊維を豊富に摂っているのに、慢性的な便秘が改善しない…
原因はいろいろありますが、ヨガで改善することができます。
まずは自分の胃腸の調子が悪い原因を考えてみましょう。
・運動不足で腸のぜんどう運動が悪くなって、便通が起きずに便秘をしている
・ストレスで緊張状態にあり、下痢を繰り返している
・姿勢が悪く猫背で胃が圧迫されて、胸やけを起こしている
・運動不足自体が胃腸の不調を感じる原因にもなる。
デスクワークで猫背になる人は注意!
デスクワークをしているとPCモニターや作業に集中して猫背になりがちです。
猫背の状態が続くと姿勢が悪くなって、胃腸の調子が悪くなるケースもあります。
背骨の周辺には重要な神経が密集していて、ゆがみによって自律神経が乱れる原因になります。
どんな理由で胃腸に不調を感じている場合でも、その多くはヨガで改善することも考えられます。姿勢を矯正して全身の血液、リンパの流れが良くなる、瞑想でリラックス、適度な運動で全身が軽くなるなどヨガで得られる効果はたくさんあります。
胃腸の働きを良くするポーズ
自律神経のバランスを整えるポーズ以外に、胃腸の働きを強くするのに効果的なポーズを紹介します。
ねじりのポーズ(アルダマチェンドラーサナ)
無理にねじる必要はありません。呼吸に無理がなく心地よく感じる範囲でねじることがポイントです。
胃腸を強くして、消火や排せつを促す効果があります。
弓のポーズ(ダヌラーサナ)
内臓の活性化
橋のポーズ(セツバンダーサナ)
内臓と腎臓
上向きの犬のポーズ
お腹の内部を刺激
三角のポーズ
消化促進
ヨガはそれこそたくさんの種類があって、ポーズも豊富です。
その中には胃腸に効果のあるポーズもたくさん含まれています。
胃の不調を改善したり、腸の働きを活発にするようなポーズを多く取り入れましょう。
もちろん胃腸だけではなく、ダイエットにも効果がありますので一石二鳥を狙いたい方にも最適です。
胃腸炎なら病院へ!
もちろん生活習慣以外に何か疾患がある場合には、病院を受診して検査してみるのをおすすめします。「感染性胃腸炎」などは、「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」などウィルスが原因のものです。しかも特別な治療法はなく、病院でも辛い症状を緩和させるという処置しかできません。
ヨガで何とかなるものでもないので、症状が重いときはすぐに病院で見てもらいましょう。
まとめ
胃腸の調子が悪いし憂うつで元気が湧かない女性の方は、ヨガを取り入れてみましょう。
人によっては、いっぺんに悩みが解消することもあるかも知れませんね。
人は2週間同じことを続けると習慣にできると言います。
胃腸の調子が悪いときだけではなく、ヨガを日常に取り入れて習慣にするのがおすすめです。
ヨガは有酸素運動ですから、他の運動と組み合わせなくてもこれだけで脂肪燃焼も柔軟性も改善できるのが良いですね。
慢性定期に胃腸の不調を放置しておくと、長い目で見れば重篤な疾患につながる可能性もあります。
毎日の健康管理をしっかり行うためにも、ヨガが役立ちます。
独学に自信が無い方は、ヨガ教室の体験レッスンなどを通してインストラクターに相談してみましょう。