ダイエットには有酸素運動が良いと聞いても、ランニングや水泳などを続けることは気が重くなりがちです。
痩せたい!でもなかなか続けられない…といった時に、ヨガという選択肢があります。
しかし、ヨガについて調べると見慣れない言葉がたくさんあり、結局どれを選べばいいのかわかりづらく、悩んでしまいますね。
こちらでは、ヨガを行う環境が大きく違う常温ヨガとホットヨガの違いについて説明します。
そもそも、常温ヨガってどういうこと?4つのメリット
ヨガには様々な種類・流派があり、教室もたくさんあります。色々な言葉でわかりづらく感じますがその中で常温ヨガとは、そのままの気温・室温で行うヨガのことです。
場所を選ばない
時間を選ばずに自宅や屋外でも気軽に行えるので、ランニングと違って天候に左右されず、マットがあればどこでもできますので、忙しい方にも都合が良いですね。
体力がなくてもOK
普段の生活と同じ自然な温度の中で行うことで、体力に自信が無かったり体調変化が気になる方も、体に強い負担をかけずに始められます。ゆっくりとヨガのポーズをとり、呼吸や瞑想に集中することで、身体と心の内側を深く意識することができます。
自宅でも気軽にできる
また、自宅なら少し恥ずかしいと思うようなポーズも人目を気にせずに行えますし、好きな音楽をかけてリラックス効果を高めることもできるでしょう。ポーズを正しく行うことで身体の歪みを改善し、筋肉や関節を伸ばしながら身体をやわらかくすることで、しなやかな肉体を造ります。
集中しやすい
自分の体の熱を感じながら呼吸を意識してポーズを行い瞑想することで、自律神経を整えることに集中しやすいヨガといえます。
常温ヨガの気になるポイント
汗はどれくらいかく?
汗をどのくらいかくかは流派による違いがあります。パワーヨガのようにハードなポーズが多かったり、ヴィンヤサヨガのように流れに合わせてポーズをどんどん変化させたりするものは汗が多めに出ます。逆に陰ヨガやリストラティブヨガならそれほどではありません。
特に初心者なら、それほど激しい動きをしないことが多く、インストラクターから説明を受けている時間も長いでしょう。この場合、「その場でじっとしているよりはいくらか多い」ぐらいに考えておいていいでしょう。
もちろん、スタジオの環境の影響も大きいです。季節によって高温になっていたり低温になっていたり、または冷房・暖房をどのくらい効かせているかにもよります。
化粧はくずれない?
ホットヨガの場合、じっとしていても汗が出る高温・多湿の環境でアーサナを行うので、もちろんどんどん汗が流れ落ちます。化粧崩れももちろんあるので、ノーメークが原則です。
一方、常温の場合は、ケースバイケースまたはお好み次第です。「あまり激しい動きをしない」「ウオータープルーフのメーク用品を使う」「レッスン中であってもすっぴんをさらしたくない」という場合は、メークしたままでもいいでしょう。逆に、「化粧崩れが気になるようではレッスンに集中できない」とすっぴんもありです。
もし、「スタジオの行き来にはメークをし、レッスン中はすっぴん」と考えているのなら、スタジオを選ぶときにパウダールームをチェックしておきましょう。ないところもあれば、「レッスンが終わったあとに利用者が集中するので順番待ちになってしまい、使いにくい」といったところもあります。
服装はどれがいい?
ヨガの服装は動きやすいものなら何でもOKです。
専用のヨガウエアもあるものの、これから始める人は「三日坊主で終わって、すぐに使わなくなるかも」といったことも気になりますよね。上はキャミソールかタンクトップ、下は短パンといったように、すでに持っているものの中から選んでもいいでしょう。
慣れてくれば、ファッションとしても楽しんでみましょう。様々なタイプのものが、いろいろなブランドから出ています。トップスはフィット感のあるものもあれば、ゆったり目のものもあります。胸元やすそが開かないように工夫されているものも多いです。ボトムスも同様で、レギンスもあればハープパンツタイプもあります。
トップス・ボトムスとも素材も様々です。「吸湿性がよくて、皮膚に張り付かないもの」を基準に考えてみましょう。
ホットヨガと常温ヨガの違いは?
ホットヨガは、室温38~40°、湿度55~60%ほどに保たれた室内で行うヨガのことです。その環境により、少しの運動量でも大量に汗をかくのが特徴です。寒い季節でも暑い室内で行うので、常温ヨガに比べて外気温や室温に左右されない利点があります。
初心者の方でも身体が温められることで筋肉がほぐれ、うまくポーズがとれなくても体温が上昇しやすいため汗を多くかきますので、スッキリした気持ちは常温ヨガに比べ強く感じるでしょう。
また、身体が固いと心配な方も、筋肉が伸びやすくやわらかくなるので、筋肉を傷めにくい効果もあります。血流が良くなり冷え性改善の効果もあります。体内の汚れを流して水分補給で循環させることで、デトックス効果や美肌効果も期待できます。ホットヨガを終えたあとのシャワーによるサッパリ感は格別なものです。下着など着替えの用意が必要になりますが、爽快感を得られることで続けやすく、気持ちも前向きになりやすいでしょう。
また、ホットヨガには特有のデメリットがあり、合わない人もいます。
ダイエットにおける常温ヨガのメリットって?
二つのヨガについて説明しましたが、それぞれには大きな違いがあります。
大量に汗をかいて老廃物を流し、血流や肌が良くなるホットヨガの方がダイエットに向いてるのでは?と思うかもしれません。
しかし、常温ヨガには大切なメリットがあります。
ストレス解消に効果的
ホットヨガも瞑想は行いますが、常温ヨガはホットヨガに比べ、汗のまとわりつく感覚も少なく体力の消耗も少ないため、集中して瞑想することができるといえます。瞑想とは、忙しい日常や悩みを忘れて内面に入り込み、客観的に自分を見ることです。ヨガはポーズを取りながら呼吸に意識を向け、瞑想によりストレスを軽減し、身体だけでなく心の歪みを正します。
リバウンドや食べ過ぎを抑える
これは、ストレスで食べ過ぎてしまうといったダイエットにおける食事の問題にも影響を及ぼすでしょう。より深く、自分自身を見つめることが、ホットヨガとの違いです。正しく集中して行うことで内臓や筋肉への効果も高まり、心と調和した健康的な身体を得ることができます。
ダイエットは、理想の身体を手に入れても心に問題があればリバウンドしてしまいがちです。自己を見つめることで、心の穏やかさを手に入れることは幸せな毎日を手に入れることにつながります。
ヨガを始めて、心と体を軽くしましょう!
ダイエットには、つらい・苦しいというイメージがつきまといます。美しいボディラインを得るためには、食事制限だけでなく筋肉も必要ですが、スポーツなどの激しい運動は続けていくことが難しいものです。しかしヨガは、リラックスしながら取り組めますので、有酸素運動の中でも続けやすいでしょう。
常温ヨガとホットヨガについてご紹介しましたが、それぞれに大きな違いがあります。
環境の違いだけでなく、効果の違いをきちんと理解することで、どちらがより自分に合っているのかを選びやすくなります。
ダイエットは長期的な習慣によって体を整えていくことが大切ですが、心の問題はダイエットが成功して理想的な肉体を手に入れても隠れているものです。ヨガを行い自己を見つめることで、日常の様々なことに対する見え方が変わります。まずは踏み出してみることでヨガの世界が開き、心に新しい風が入り込むでしょう。ヨガを長期的に続けていくことで、人生においてのメリットも大きいといえます。
常温ヨガもホットヨガも学べるスタジオ
初めての方は不安が多いかもしれませんが、まずは体験することで疑問や不安は解消され、手にしたい未来も見えやすくなります。
ヨガの効果を存分に発揮するためにも、自己流ではなくレッスンを受けて本格的に学ぶことをおすすめします。
お近くのカルドを検索して、ヨガを始めてみましょう。
東京、大阪、名古屋など全国に60以上のスタジオがあります。