産後はホルモンバランスが急激に変化している途中です。
マタニティブルーが続いたり、慣れない子育てにストレスを感じる方も少なくありません。
産後にヨガをするのは、心と体を回復させるのにとても役立ちます。
とても簡単ですので赤ちゃんが眠っている時間や、自分が就寝する前などの細切れの時間でも取り組めます。

骨盤を意識したお腹痩せポーズ

産後太りが回復しない方におすすめのヨガポーズです。
寝転がってできるので、赤ちゃんを寝かしつけながら実践することもできますね。
まず仰向けに横になって手は真っすぐ下ろし、ひざを立てます。
次に横になったまま、ひざを曲げた状態で足を持ち上げます。
持ち上げたひざを左右交互に倒し、顔は倒したひざと反対に向けます。
このとき手は八の字に床についたままにします。
これを数回繰り返すと、骨盤が整うので日課にして就寝前などに行いましょう。
産後は痩せやすい時期ですので、ちょっとした時間でできるヨガは最適です。

三日月のポーズで骨盤引き締め

膝を揃えてまっすぐに立ち、胸の前で両手の平を合わせるようにしてそのまま頭上に伸ばします。
息を吐きながら、ゆっくりそのまま体を左右に倒します。
胸や背中の筋肉を引き締めたり、内臓の働きも活発にするポーズです。
骨盤が締まるので産後ダイエットに効果的ですし、O脚の方は脚をまっすぐにする効果も期待できます。
早く骨盤を元の位置に戻すことで、体調の回復を促すことができます。

全身を使う三角のポーズもおススメ

妊娠中はホルモンバランスの変化で、太りやすくなっていた時期です。
ですから妊娠には関係のないような、背中や脚にも脂肪がついている場合も多いです。
産後ダイエットにはお腹周りや骨盤に特化したポーズが多いですが、全身を使うヨガも取り入れましょう。
三角のポーズは背中や肩の凝りを解消したり、下半身を引き締めるのにも最適です。
まず両脚を広げて立ち、右のつま先を横に向けて左のつま先は少し内側に入れます。
両手を左右に広げて右手で右足をなぞるように徐々に体を倒します。
床に手がつくくらいまで行ったら、そのままキープしてゆっくり体を起こし、左側も同じように行いましょう。
産後のヨガはまだ無理をせずに、気分が悪くなったらすぐに中断するのが鉄則です。
元の体型に早く戻したいという気持ちもありますが、焦らずに自分のペースで行いましょう。
入浴前後や食事2時間前後は体に負担がかかるので、避けるのがおすすめです。