メディキュットは、足の引き締め効果が高い人気の着圧ソックスですが、足の下肢静脈瘤の予防や対策にも使えるのか?気になる人も多いと思います。
私は、実際、下肢静脈瘤の手術をしましたので、
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下肢静脈瘤に対して、メディキュットのメリットと弱点をレポします。
下肢静脈瘤とは
下肢静脈瘤とは?ー足の静脈がコブのようにふくらむ病気
下肢静脈瘤とは足の血管がふくれてこぶの様になる病気です。“すばこ”と呼ぶ地域もあります。良性の病気ですので、治療をしなくても健康を損なうことはありません。しかし、自然に治ることはありませんので、足にこぶの様な血管が目立つ見た目の問題、だるさやむくみなどの症状が日常的に起こり、患者さんを苦しめます。重症になると、湿疹ができたり、皮膚が破れたり(潰瘍)、出血をおこすことがあります。
引用 : お茶の水血管外科クリニック
手術
レーザーでの手術は保険が効くので、3割負担の場合は5万円ほどでできます。
このまま放置していても、悪化していくだけなので、思い切って手術をしました。下肢静脈瘤の専門クリニックで、手術自体は40分ほどで終わり、日帰りできます。
1週間後に術後の診断がありますが、基本的にはあっさりと終わる簡単な手術と言えます。
弾性ストッキング
手術後に「弾性ストッキング」を履くことは治療の一環なので、病院で事前に購入しました。
アメリカのジョブスト社の弾性ストッキングで、5000円くらいの値段です。
かなり硬くて伸びないソックスなので、履き方にはコツがあります。実際病院では、履き方の簡単な練習(講習)をさせられます。
たしかにいきなり履け!と言われてもかなり難しいと思います。
メディキュットと弾性ストッキング比べみると…
病院では、医療用の弾性ストッキングを勧められ、実際に購入もしました。
メディキュットは、いろんな種類がありますが、医療用向けに作られて、引きしめ力も強いのが、
おうちでメディキュット
です。2足目用にいいかなと思い、ドラッグストアで購入しました。
履き比べみると
かなり締め付けの強さに差があります。やはり医療用は締め付けの力も強く、また、引き締めの圧も丁寧に作られているので、きちんと部位ごとに違いが分かります。
かなり両者のクオリティには差がありますね。締め付け力や、圧のかかり具合、生地の造りなど、値段以上に差があります。
弾性ストッキングのほうがいい人は?
下肢静脈瘤は、症状にかなり個人差があると思いますが、手術を検討しているレベルの人なら、間違いなく弾性ストッキングのほうがおすすめです。
また、看護師やCAなど立ち仕事が多い現場でも弾性ストッキングを愛用している人は多いです。
本格的に下半身のむくみ対策を考えている人なら、メディキュットではなくプロ用の海外製の弾性ストッキングをおすすめします。
・TED社
・イタリアのARCOSアルコス社
・アメリカのJOBST(ジョブスト)社
の3社は有名ですが、デザインが白や肌色でダサいものが多いのがやや欠点です。
自分は黒のストッキングが良かったので、ジョブストにしました。
どこで購入できるの?
病院で購入
手術を受ける場合は、病院で購入ができます(義務?)。「弾性ストッキングコンダクター」がいて、実際に履き方や選び方のアドバイスをしてくれます。初めて履くという場合は病院がおすすめです。
入院が必要な手術の場合は保険適用となりますが、それ以外は自腹購入となります。
病院ごとに取り扱いが変わる可能性もあるので、直接下肢静脈瘤専門クリニックや病院に問い合わせがおすすめです。
アマゾンで購入
アマゾンや楽天のネットショップでも購入できますが、前述の人気ブランドはアマゾンに集中しています。
ARCOS(アルコス)のリカバリーソックス
イタリアのアルコス社。
イタリア本社で直接製造していて、品質にはこだわりがあります。最新の特許技術でつかられていて、圧のかかり方も他社を一歩リードしています。
→公式サイト
T.E.Dサージカルストッキング
アメリカのブランド。
医療用のソックスでは70年以上の歴史がある、実績充分の会社。
JOBST(ジョブスト)
アメリカのブランド。
まとめ
メディキュットの場合、着用すると箱に表示されている着圧とは違う圧力を足に掛けてしまうことで、長時間履くと足首や足の甲が痛くなってしまうことが多いです(痛いというのは血行が悪くなってることを意味します)ので、着圧ソックスは少し良い物を履いた方が良いと思います。
下肢静脈瘤で悩んでいる人なら、間違いなく、医療用の弾性ストッキングのほうがいいです。
足に問題のない人があくまで、美容目的やむくみ対策に使うなら、メディキュットは充分な効果がありますが、それ以上の引き締めやクオリティを求めるなら、かなりの差があります。
自分の症状に合わせて選んでみてください。
下肢静脈瘤の症状で悩んでいる人は、まずは病院で診断を受けましょう。