病院に行くほどではないけれど不快感が続く腰痛は、簡単なストレッチで改善することが可能です。
運動の苦手な人でもできて腰痛改善にも予防にもなるストレッチは、わずか数分でも驚くほどの効果が期待できます。

なぜ腰痛対策にはストレッチが効果的?

腰が痛い時には安静にするのが第一ですが、痛みがそれほどひどくなければストレッチで痛みがなくなることもあります。
腰痛の原因の一つに運動不足による筋力の低下、筋肉の強張りがあります。
ストレッチをすることで、これらの原因が解消できれば腰痛がなくなるのも当然ですよね。
定期的な運動をしている人でも、運動後のストレッチ不足が原因で腰痛になることはあります。
これは筋肉に負荷をかけたままリラックスさせないために起こる腰痛なので、運動後のストレッチは欠かせません。
筋肉を常にしなやかに保つストレッチは、腰痛の原因そのものを取り除く方法でもあります。

ヨガには様々なポーズがあり、いくつかのヨガのポーズを覚えて、ちょっとした空き時間に行うのも効果的です。ヨガのマットやウェアを用意して構える必要はありません。下半身を中心に上半身も伸ばすポーズと正しい呼吸法を実践するだけでとても大きな効果があります。

ストレッチは単に、柔軟性が増すだけで筋力はつきません。ヨガは徐々に難易度の高いポーズを覚えていけば心身ともに得られるものがずっと多苦、メリットが多いです。

→初心者でもできるヨガ教室

自宅やオフィスで簡単にできるストレッチ

腰痛対策とはいえ特別な道具を使ったり、誰かに習ったりするストレッチでは長続きしないでしょう。
自宅やオフィスで気づいた時にできる簡単なストレッチを毎日続ける方が、腰痛解消には効果的です。

寝た状態で膝を立て、膝を揃えたままで左右交互に倒すストレッチは筋力がない人でも簡単にできます。
30秒から1分ほど左右にゆらゆらと揺らす感じで動かすだけなので、ベッドに寝たままでも行えます。
椅子に浅く腰掛け、どちらかの足の踵を反対側の膝に乗せ、上になった方の膝を下に押すと股関節周りが伸びます。
腰周辺だけでなく足やお尻もしっかり伸ばしておくと、腰痛もマシになるでしょう。

ストレッチで腰痛を悪化させないための注意点

ストレッチをすれば腰痛が改善されるのは確かですが、間違ったストレッチは腰痛悪化の原因になります。
まず、無理に力を入れて伸ばさないことが何よりも大事です。
息を止めてしまうと力が入り過ぎるので、伸ばす時にはゆっくりと口から息を吐くのがポイントです。

また、痛みが強い時にはストレッチの刺激が強すぎるので、痛みが和らいでから始めましょう。
気持ち良く伸びるところで止めておくことが、ストレッチで腰痛を悪化させないコツですね。

習慣にしてしまえばそれほど苦にならない簡単なストレッチは、思った以上に腰痛対策に効果を発揮してくれます。
仕事や家事の合間に行えば気分転換にもなるので、ぜひ習慣づけるようにしてください。