猫背は、見た目の印象を悪くするだけではなく、内蔵器官を圧迫するため健康にも悪影響を及ぼします。
そんな猫背を矯正しながら、健康にもなれるのがヨガです。

ヨガはスタジオに通わなくても自宅で簡単にできるので、芯から健康に美しくなりたい方はヨガで猫背矯正をしていきましょう。

ヨガの効果

ヨガのポーズというのは、体幹を鍛えて正しい姿勢にするために考案されています。
すべて自分の中心を意識しながら行うので、どんなポーズであっても猫背を矯正する効果が期待できます。
また、ポーズを取ることで普段使わない筋肉を使いますから、筋力アップにもつながります。

猫背だと背筋や腹筋が弱くなっているため、正しい姿勢を保つことができません。
筋力がアップすれば、姿勢を保ちやすくなるので猫背矯正に最適なのですね。
さらに緩んでいる部分は引き締めて、縮んでしまった部分をしっかり伸ばしていくので、硬くなった筋肉を柔らかくする効果もあります。

深い呼吸を行うことで、代謝を高めて痩せやすい体作りにも役立ってくれます。

猫背矯正に効くねじりのポーズ

ヨガのポーズの中でも、特に猫背矯正に効果的なのがねじりのポーズです。

ねじりのポーズは、その名の通り体を思い切りねじります。
両足をまっすぐにして床に座ったら、右膝を立てて左足の太腿の外側に起きます。
左手で右膝を抱えたら、骨盤を立てて背筋をまっすぐに伸ばしてください。
息を大きく吸ったら、右足の太ももをお腹に近づけるようにして、右手は伸ばして腰の後ろに置きましょう。

そして、息をゆっくり吐きながら右側に体をねじっていきます。
この時大事なのは、ねじりの深さではなく姿勢をまっすぐに保つこと、体の中心からねじるような意識で行うことです。

3回から5回ほど大きく呼吸を繰り返しながら、息を吐くときに1mmずつねじりを深めてください。
十分にねじったら呼吸を止めないようにゆっくり元の姿勢に戻り、反対側も同様に行いましょう。

ポッコリお腹にも効く三日月のポーズ

背中が丸まってお腹も出ているという方は、三日月のポーズがおすすめです。
左足を大きく後ろに引き、足の甲を床に付けます。
右足は、膝がつま先より前に出ないように、膝を90度に曲げてください。
骨盤をしっかり立てたら、大きく息を吸いながら両手を上にあげて、上半身をゆっくり反らせていきます。
このポーズも、無理に反らす必要はありません。
丸まった背中が反ればいいだけなので、胸を開くことに意識を集中してください。
呼吸を数回繰り返したら、ゆっくり元の姿勢に戻り、反対側も同じように行いましょう。

ヨガは効果が出やすいですから、これだけのポーズでも猫背の矯正に役立ちます。